ムーブメントは触らないのが基本

機械式時計の手入れをする上で重要なのが自分でできることと職人に任せるべきことを分け、自分でやるべき手入れは定期的に行うことです。機械式時計が優れているのはムーブメントを適切に調整すれば長く使えることであり、ムーブメントの手入れを自分でできれば理想的でしょう。しかし、極めて精巧に作り込まれているため、ムーブメントは技術力のある職人にしか手入れをすることはできません。素人がむやみに障ってしまうと壊れてしまうリスクもあるので、内部には一切触らないようにしましょう。そのため、分解作業を行わないのを原則にしてできる限りの手入れをするという方針を持つと失敗がありません。

手をつけられる場所はどこか

具体的に手を付けられる場所は基本的には二ヶ所しかありません。一つは時計本体のケース部分と風防部分であり、もう一つはベルトです。ケースと風防については汚れを取り除くことが重要になります。特に水分が付いてしまうとムーブメントにまで影響してしまうリスクが高いので、汗をかいたときや雨に打たれたときなどには乾いた布で拭くことが大切です。水拭きは避け、メガネ拭きなどの繊細な布を使って手入れをしましょう。一方、ベルトについても簡単に手入れができます。汚れを落とすだけならそのまま行っても良いですが、本体から取り外した方が細かなところまできれいにできるでしょう。金属製なら中性洗剤で洗うだけできれいになりますが、革製の場合には洗ったら陰干しにして十分に乾燥させ、クリームなどで保革することが必須です。

ブシュロンは、パリのヴァンドーム広場26番地に本店を構える老舗のジュエリーメーカーです。本店の最上階には12年以上の見習い経験を積んだ職人達のアトリエがあり最高級の宝石を使った製品を手掛けています。